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  • その仕事は本当に「自社でやるべき仕事」か──週休3日制を実現したウチダレックの経理組織改革

    株式会社ウチダレック

    業種
    不動産業
    従業員数
    43名

    その仕事は本当に「自社でやるべき仕事」か
    ──週休3日制を実現したウチダレックの経理組織改革

    ウチダレックは鳥取県米子市に本社をかまえ、不動産管理業を中心に、幅広く事業を展開している。地元を愛し、地元に愛される企業として1969年の創業から順調に業績を伸ばし、2019年には創業50年を迎えた。
    しかし、そんなウチダレックもかつて大きな課題を抱えていた。業務が属人化してしまい、特定の担当者に業務が集中。長時間労働が常態化してしまっていたのだ。くわえて、経理業務の主担当者が定年退職間近となり、業務のマニュアル化・標準化が急務だったが、リソースが足りず対応は後手に回ってしまっていた。
    定常業務に「追われている」状態を脱し、より事業推進に寄与する経理組織を作りあげるため、ウチダレックは改革のパートナーとしてメリービズを選択した。その結果「経理からの自発的な経営への提言が増加。事業拡大に貢献できる組織に生まれ変わった」とウチダレック・内田光治氏は語る。ウチダレックとメリービズは、いかにして組織改革を進めたのだろうか。

    「戦略経理」を目指し、トップダウンで導入を決定

    ──メリービズのバーチャル経理アシスタントを知られたきっかけと、導入の決め手を教えてください。

    インターネットで検索し、メリービズのサービスを知りました。いくつかアウトソーシング先の候補が挙がりましたが、ふたつの理由からメリービズにお願いすることを決定しました。
    ひとつ目は、対応エリアの広さです。私たちは鳥取県に本社を構えておりますが、鳥取県まで対応してくれる会社は多くありませんでした。
    ふたつ目は、業務フローの設計から携わっていただける点です。他のアウトソーシング企業は、業務フローややり取りするデータのフォーマットを、アウトソーシング企業側にあわせる必要があり、その変更のために弊社のリソースを割かなければならなかったんです。一方でメリービズは、クラウドサービスを活用した業務の可視化・棚卸し・標準化にも対応してくださるので、お互いにとってベストな業務フローを構築していけると感じました。実際、弊社の課題理解も早く、的確でスピーディーな提案をしていただけましたよ。

    ──それまで業務のアウトソースはされていらっしゃらなかったと思いますが、導入はスムーズに進みましたか。

    実は導入にあたり、当時の経理担当者からは抵抗を受けたんですよ。アウトソースという言葉の響きから、自分の役割を否定されているような印象を受けてしまったのではないかと思っています。
    しかし、経営サイドとしては、経理担当者がより一層自らの力を発揮できる環境をつくってあげたいと思っていました。そのためには、定型業務にかける時間を削減しなければならなかったんです。まずは、大量の仕訳が発生することが原因となり、月次決算も遅れがちな状況を改善する。そして、経営判断に必要な計数管理や分析に時間をあて、経営戦略の立案にまで関与する「戦略経理」を実現して欲しかった。最終的には、経営の強い意志のもと、トップダウンで導入を決めました。

    自発的な提案を行う経理組織への変貌

    ──導入後、組織や経理業務はどのように変化しましたか。

    経理部の労働時間を削減することができ、最終的には週休3日制の導入に踏み切れました。
    メリービズのバーチャル経理アシスタント導入に合わせ、会計ソフトもクラウドに移行し、IT化を進めたんです。全社として業務効率化を推進しているところでしたので、ITツールに精通したメリービズの存在はとても心強かったですね。

    ──ITツールの活用促進に伴う業務効率の改善の他に、バーチャル経理アシスタント導入のメリットをどのような点で感じておられますか。

    メリービズのクラウドスタッフが弊社の基幹システムにリモートでアクセスし、LPガスの事務業務の半分以上の処理、あるいはスポットでの月1回の更新業務の依頼なども行っていただけ、柔軟な対応をしていただき大変助かっています。LPガスは紙の書類も多いのですが、PDFで共有することでリモートで問題なく対応できています。

    ──経理組織はどのように変化しましたか。

    まず、休みがとれるようになりました。バーチャル経理アシスタント導入前の経理チームは、日々の業務に追われ、休みもとれない状態だったんです。
    また、請求業務・回収業務がスピードアップし、月次決算も遅れることなく完了できるようになりました。リアルタイムに経営に関する数字が共有されることで、迅速な経営判断が可能になりました。「欲しい情報が欲しい時に出る」状態が実現できたんです。さらには、これまで事務的な作業に使っていた時間を思考の時間にあてることが可能になり、経理組織から上層部に対して、自発的な業務提案が行われるようになりました。
    メリービズのバーチャル経理アシスタントを活用することで、より経理として思考すべきことに集中し、事業推進に寄与するアクションが取れる組織になったと実感しています。

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