バルト三国最前線「エストニアのfintechスタートアップシーン」

こんにちは、メリービズの石川です。

IT先進国と呼ばれる国の一つにエストニアがあります。
昨年の9月頃になりますが、友人宅の訪問でエストニアを訪れた際に、偶然が重なりエストニアのスタートアップを伺う機会を得ました。
今回はその紀行をしたいと思います。

エストニアはどんな国か?

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ヨーロッパの北東部に位置する「バルト三国」の一つで、
人口は約134万人の小国ながら、IT先進国としての立ち位置を確立している今最も注目の国です。
注目度が高い理由として、「e-estonia」というプロジェクト名で電子政府を進めていて、
既にすべての公共サービスがオンラインで接続できる仕組みをつくっています。

ITに強い国になった背景

programming photo
独立以前にソ連の情報技術の特区として指定されていて、
90年代から国の方向性として「21世紀に勝てる教育」を掲げ、IT教育に力を入れてきました。2012年には、プログラミング教育を初等教育の7歳で導入しています。

Skype創業の国

エストニアのfintechスタートアップシーン
実は世界で一番のシェアがある無料通話ソフトのSkypeを生み出した国でもあります。
スカイプの創業者達が散らばり、投資家や新たなスタートアップを始めることによって、起業文化を次世代へ継承していく循環が生まれていっているそうです。
そんなエストニア出身で、クールなstartupを起こす彼らを地元の人は、「エストニアンマフィア」と呼ぶそうです。

エストニアンマフィアに出会う、Shipitwise、funderbeam

今回偶然カウチサーフィン(ホームステイサービス)でコンタクトした方が起業家の方でした。

一番左の方が、Shipitiwise CEOのアレクサンダーさん
一番左の方が、Shipitwise CEOのアレクサンダーさん

Shipitwiseは物流系のスタートアップで、ロジスティクスのオンラインマーケットプレイスを提供しています。

彼に誘っていただき、今最もfintech領域で注目を集めているスタートアップ、「funderbeam」のイベントに参加してきました。

Funderbeamのオフィス
Funderbeamのオフィス

funderbeamのオフィスは、Telliskivi Loomelinnakと呼ばれる、多数の建築物にアートを描いた空間に所在しています。
エストニアのfintechスタートアップシーン
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funderbeamは、ブロックチェーンの技術を用いてスタートアップの株式を取引をするオンライン・マーケットプレイスを提供しています。
投資家は、このプラットフォームを通じてスタートアップに投資することができます。
「e-estonia」を進めるエストニアに絡んだポイントとして、一般的に金融業界においては顧客確認(KYC)とアンチマネーロンダリング対策(AML)が必須となるのですが、
ここで使われているのが、e-residencyと言われるエストニア政府公認の公的個人認証です。
いわゆる本人確認をオンラインで行えてしまうのです。

日本でいうマイナンバーのようなICカード
日本でいうマイナンバーのようなICカード
これに上のICカード挿して、オンラインで本人確認を行えます。
これに上のICカード挿して、オンラインで本人確認を行えます。

funderbeam CEOのカイディ・ルーサレップさんはとても快活でフレンドリーな方でした。
エストニアのfintechスタートアップシーン

彼女と話した印象的な言葉として、
「important is drive and ability to execute!」

「Had a chance to take responsibility and to actually make things happen.
And this is sort of the common grounds for Estonian entrepreneurs」

「とにかくやってる!実行あるのみ!」と言っていました。
一人ひとりのマインドが高ければ高いほど、小さい単位で大きなうねり起こせることを彼らは知っているのです。

感想

スタートアップのレベルがどこも高く、彼らにはサービスを立ち上げた段階でグローバルが当たり前という感覚があります。
教育制度で有名な北欧ですが、IT産業においても今後エストニアを含む北欧諸国が、日本でもじわじわと注目を集めることでしょう!

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