マインドセットに関する3つのルール:ダニエル・ピンク

マインドセットに関する3つのルール

先週(これは2010年11月23日の記事です)、私はカンファレンスでスタンフォード大学の教授であるCarol Dweck (キャロル・ドウェック)氏の講義を聴講する幸運に恵まれました。彼女の知能とマインドセットに関するリサーチは、私の人生のあらゆる面に啓示もたらしました。

ドウェック氏が提唱しているテーマは、何を信じるかが何を成し遂げるかを形作るということです。これは生まれながらに持った才能はほとんど関係ないです。 彼女は、人によっては知能に対して固定化した見方をしている言っています。知能は実体的なものであり、生まれながらにしてそれぞれ個別で限りあるものを授けられていると考えています。一方で、知能は成長する見方をしている者もいます。訓練や努力によって知能は拡大すると考えています。

知能に対して推測しはじめることで、つまり「マインドセット」(彼女の有名な本の中ではこう呼ばれています)が、今後あなたが何を成し遂げられるかを決定づけます。そして成長的マインドセットの方は、一般的に多くのことを成し遂げ、より深く学ぶのです。

講義のなかでドウェック氏は、学生の例を引用しながら、この2つのマインドセットの違いを上手くまとめる3つのルールを設定しました。

ルール1

固定的マインドセット:なんとしても賢く見せること

「学業を行うにあたって主にやりたいことは、自分がいかにいい成績をとれるかを見せることです」

成長的マインドセット:学べ、学べ、学べ

「私にとって、成績で一番をとることよりも、授業で何かを学ぶことの方がはるかに大事です。」

ルール2

固定的マインドセット:それは自然に出てくるもの

「実を言うと、一生懸命勉強すると自分があまり賢くないように感じます。」

成長的マインドセット:懸命にやれ、努力こそ鍵

「何かに対して努力すればするほど、上手くなれます。」

ルール3

固定的マインドセット:失敗や欠点は隠すこと

試験の成績に失望したら、「今後この科目に費やす時間を減らそう。今後二度とこの科目はとらないようにし、次の試験ではカンニングするようにしよう」)

成長的マインドセット:失敗を活かし、欠点に立ち向かうこと

試験の成績に失望したら「この授業を一生懸命受け、テストの勉強に費やす時間を増やそう」

あなたにもし子供がいたり、部下を管理したり、あるいは自分がやることやその方法の改善に関心を持ったりしたら、ドウェック氏のリサーチとその意味合いを理解しなければいけません。ご参考までに、ドウェック氏の去年のスピーチ記録がこちらにあります。内容は私が先週聞いたものに似たものになっています。スタンフォードマガジンでは数年前、この2つのマインドセットの違いを説明する素晴らしいインフォグラフィックを含めた、ドウェック氏の素晴らしいプロフィールを公開していました。また、ぜひ彼女の本「マインドセット(Mindset)」もしくはより学術的な「セルフ・セオリー(Self-theories)」もチェックしてみてください。

ダニエル・ピンク氏の翻訳記事あとがき

今日のダニエル氏の記事はいかがでしたか?

自分が勝手に「枠」をつくってしまうために、「出来ない」と思い込んでいることは多いですね。

ドウェック氏は更に踏み込んで、間違った「マインドセット」との比較をすることによって違いを明確にしています。

この「マインドセット」の違いで確かに大きなパフォーマンスの差が発生してきそうですね。

一番下にあるダニエルさんの原文も是非クリックください。反応があると、この記事翻訳も来月以降続けられます。ご協力お願い致します。

著者:ダニエル・ピンク

アル・ゴア米副大統領の首席スピーチライターを務めたことで知られる。「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」で、経済やピジネス戦略について書寄稿。
著書『ハイ・コンセプト』、『モチベーション3.0』『フリーエージェント社会の到来』

 

原文:The 3 rules of mindsets: Daniel Pink

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