【働き方の教科書その6】PAX Coworking オーナー佐谷恭さん:パーティするように仕事しよう

 

今回は、「コワーキング」という新しい働き方を東京で初めて実施された佐谷恭さんのお話を伺って参りました。オーナーをされていらっしゃる、東京都世田谷区の経堂にあります、PAX Coworkingでお話を伺って参りました。

「パーティするように仕事しよう」

「パーティするように仕事しよう」というフレーズ、とても素敵でコワーキングのコミュニティーをイメージするのにとても良いのですが、いつ思いつかれましたか?

実はこのキャッチフレーズはコワーキングスペースを開始して1年後くらいに出来ました。Jellyの時に、笑顔、楽しい、コミュニティー等のお話が出来てなかで、この言葉が出てきました

paxi house tokyo(パクチーづくしのメニューで笑いが絶えないお店)をはじめて5年たったところで、働き方を変えるようなオフィスをつくりたいと考えるようになりました。

paxi house tokyoは相席にし、会社の愚痴をいう悪いお酒にならないよう、楽しくお食事できるお店としてはじめました。

社会人の頃に鬱病で悩んでいる人達をみてきました。これは大企業だけでなく、ベンチャーでも一定割合発生するものであることに気付きました。

オフィスでどうやって楽しく仕事が出来るのか?

3年前にオフィスをつくろうと思った時に、誰もが笑っている楽しくて、アイディアも出て、アイディアが実現して、自分が思うような社会に出来ていくことをイメージしていました。

「コワーキング」というのを知ったのも、オフィスをつくろうと思った8ヶ月後でした。

コワーキングスペースは「ソフト」

最初はコワーキング出来ていなかったのです。自分ひとりだったり、初期メンバーだけだったり。ようやく、コワーキングらしくなったのは暫くしてからでした。

コワーキングスペースによっては、実は「コワーキング」出来ていないところもあるとおもいますが、それはそれで良いと思います。

「コワーキング」という名前が間違って使われていても、名前が出来ていたことがとても大事です。

今までも「コワーキング」的なことを実施されていた方はいたと思うのですが、名前が出来たことでみんなで理解できる概念になったのです。

「お一人様」と「ソーシャル」

今日本で一番多い世帯は「一人」世帯。一方で、何でも「ソーシャル」がつく。これは今後どのような方向に進むと思いますか?

一人の時代は終わったと思っています。

景気が悪いこともあり、みんなで「シェア」することが大事であることを思い出したと思います。元々の感覚に戻っているところだと思います。

家族もいるし、会社もあるし、学校にいくし、各コミュニティが存在していました。

ただ、最近は会社にほとんどいたりと、上司にいじめられたりして「逃げ場」がなくなっている。

コワーキングのように、いろんな人と知り合いになれる場があるとこれらも解決されるのでは。

世界に繋がっているのに薄くなっている人間関係

ソーシャルアプリはほとんどモバイルで一人でやっている。コワーキングはリアルに繋がっている。本質的に何か違いがある気がします。

オンラインの情報は言葉だけを抽出することによって情報量が凄く減っている気がする。

ここ50年は、今までに無いくらい「個」に進んだ世界でした。分業が進みすぎて、人との繋がりがどんどん薄くなってきた。

例えば、食事をしている時に、その食材を作った人が3,000キロ離れたところいたり。異常だし、自分が何を食べているのか分からない。

自分が仕事でしていることも何だかわからない。誰のために何をしているのか分からないので、仕事のやる気もなくしますよ。

頭ではなく心でその歪みを感じている。

世界でのコワーキング

海外でのコワーキングは日本とどのように違うのでしょうか?

Jellyの一部がコワーキングで。ヨーロッパではJellyが先で、コワーキングも1年くらいから出来てきたところが多い。

海外でもまだコワーキングというのが完全に理解されていない部分もある。

日本でもコワーキングスペースが増えてきているが、数がどれだけ増えるかについてはあまり大事ではないと思う。「コワーキング」という働き方についての理解が増えていけばいいなと思います。

旅を通して見えてきたもの

つい最近、フランスのメドックマラソンも出られ、旅をとても大切にされています。旅を通して、気づいたことありますか?

世の中の悪い人の割合は1%くらいで一定だと思います。

でも、旅でひとりで歩いていると、悪い人が集まりやすい。カップルとか家族だと集まってくる人が違う。

旅をしていても、「この人大丈夫なのか?」と最後まで信じられないことも。

でも、コワーキングをするようになって、旅が変わりました。

現地の普通の人たちと直接会えるようになった。コワーキングスペースにいる人達とは普通にお話が出来ました。現地の「肌感覚」が理解できるようになりました。

今後は物理的な「場所」ではなく、「関心事」で世界の裏側でも人と人が繋がっていくと思います。

あとがき

いかがだったでしょうか?

コワーキングについて、そしてJellyについていろいろ教えて頂きました。

もっと詳しくは「つながりの仕事術『コワーキング』を始めよう」を是非お読みください。

個とコミュニティーについては非常に面白いお話を伺えたと思っています。

ちなみに、インタビュー全体は以下にUstreamのアーカイブがあります。

興味がある方はご覧ください。


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