インタビュー:『経営戦略全史』の著者 三谷 宏治さん 新しい発想が出来るようになる習慣とは?

メリービズは「活き活きと働ける世の中へ みんなの経理部 メリービズ」をコーポレートスローガンに活動しています。

このインタビューでは、ご活躍されている方々に、活き活きと働くためのエッセンスを伺い、世の中をもっと元気にしていきたい!という想いのもと、連載していきたいと思います!

第一回目は、ビジネス書大賞2014に選ばれた『経営戦略全史』の著書、三谷宏治さんにお話を伺いました。

普段は、大学院の講師、執筆活動とたくさんのご活躍をされている三谷さん。最近は、コンサルティングファームでの「社内研修」の経験を活かした子ども向けの教育に力を入れているそうです。新しい発想を生み出すには、どういう心がけが必要かを伺いました。

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コンサルティングファーム20年の経験を経て、子どもや親・教員向けの教育にフォーカス。新しい発想が出来るようになる習慣とは?

– 今のお仕事を教えてください。

メインの仕事は、K.I.T.虎ノ門大学院の教授として、社会人向けに経営戦略論を教えています。その他、グロービス経営大学院、早稲田大学ビジネススクールなどでも科目を担当しています。また、執筆活動にも多くの時間を割いています。『経営戦略全史』などのビジネスマン対象の本以外にも、子ども向けの『ルークの冒険』などを書いています。

そして、今一番興味があるのは、子ども向け、親向け、教員向けの教育活動です。これまでコンサルティングファームで約20年間、「コンサルタント教育」の経験を積んできました。中でも私の教育スキルの強みは「基礎教育」だと思っており、新入社員研修なども直接担当していました。

最初に子ども向けの教育に興味を持ったきっかけは、私の子どもが通っていた小学校で授業をしたことです。5年生向けでした。そこそこ受けたこともあり、今後も携わっていきたいと思うようになりました。

私の場合、小学生向けと社会人向けの授業、実は内容はさして変わらないんです。新しいことを発想するには「座って悩まず動いて考える」ことが基本です。机に座ったまま、新しい発想など浮かばないからです。
その点、小学1年生はとても柔軟で行動力があるのですが、3年生になるともう大人と変わらない反応になります。親や学校の教育自体が、子どもたちの柔軟さや行動力を奪ってしまっているのです。

また発想は、「身近なもの、当たり前のだと思っていることに疑問を持つ」ことから始まります。「常識、当たり前の裏にこそ発見がある」という感覚を持って欲しいなと思っています。知識に価値があるとすれば、「あらゆる(常識的な)主張に対して反証が浮かぶ」「そうではない場合があることを知っている」ことにあるのかもしれません。幅広い知識を持って、日頃から常識を疑う習慣も大切です。

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 仕事効率化のコツは、とにかく、すぐに取りかかること。

– 三谷さんが人生で大切にしていることはなんですか?

強固な目標というのは、あまり意味がないと思っていて、何かになるというより、自らの哲学に従って行動し続ける人間でありたい、思っています。

– そういうご自身の価値観や哲学はどうやってつくられたのでしょう?

とにかく新しい人、新しい世界に出会うことです。私自身は田舎で育ったので直接的な出会い少なかったのですが、本が大好きだったので、世界がとても広く持てたと思っています。

また、中学まで公立(結局、高校・大学も公立)だったことが価値観の形成にとても大きな影響を及ぼしたと思います。公立の小中学校って親の年収でも子どもの学力でもなんでも輪切りになって無くて、本当にいろんな人がいますよね。
そして例えば、男性から尊敬される人や、女性からモテるのは、ただ勉強ができる人ではなく、リーダーシップのある人間(ガキ大将)や、スポーツが出来る奴、人格が優れた人物である、なんてことが分かるんですよね。そういうことが大きいと思います。本を読むことでまったく違う世界に触れ、公立小中学校で価値観の多様性を学びました。

– 仕事でいつも気をつけていることはなんですか。なにか工夫があれば教えてください。

常に、早めに取りかかること、を心がけています。私は夏休みの宿題も最初の数日で終わらせていました。早めに取りかかると、出来ないのに、出来ると引き受けてしまったり、データが必要なのに調査する時間がない。という2つの最悪の事態を防ぐことができます。時間的に余裕ができると、「なにか面白いことは出来ないかな。」とプラスαで考えることも出来ます。

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– 日々の事務作業で、困っていることはありますか?

請求書の発行だけは私がしていますが、領収書やレシートの管理や記帳、入出金の確認、毎年の税務申告作業など事務全般は、妻が青色専従者としてやっています。ただ個人事業主レベルなのでレシート・領収書の数もそれほどでなく、今のところは回っているようです。ただ、経費の費用科目で迷うことがあるのと、税務申告は年に1回しかないのでその作業手順を毎度思い出すのに苦労はしているようです。

-三谷さん、どうもありがとうございました。

 

編集後記

7万部を超えた『経営戦略全史』、発売2ヶ月で4万部突破の『ビジネスモデル全史』の著者である、三谷さん。「常識や当たり前のことに疑問を持ち、新しい発見・探究ができるようになる」という心がけは、ビジネスだけではなく、人生を豊かにする上でもとても重要なことだと気づかされました。

また、三谷さんが実施されている、「なんでもすぐに取りかかる。」という仕事効率化の工夫は、どんなことにも通じる大切なことです!が、やるべきことを後回しにしがちな私にとっては、なかなか出来ないのが現状……身の引き締まる思いでした。経理業務はメリービズで、そして引き受けたことはどんどんこなしていって、クリエイティブな時間の創出に時間を使いたいと思います。

三谷 宏治(みたに こうじ) プロフィール

1964年大阪生れ、福井で育つ。永平寺町立吉野小学校、松岡中学校、藤島高校、駿台予備校を経て東京大学理科Ⅰ類へ。同 理学部物理学科卒業後、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、アクセンチュアで19年半、経営コンサルタントとして働く。92年 INSEAD MBA修了。2003年から06年 アクセンチュア 戦略グループ統括 エグゼクティブ・パートナー。2006年からは特に子ども・親・教員たちを対象にした教育活動に注力。現在は大学教授、著述家、講義・講演者として全国をとびまわる。3人娘の父。K.I.T.虎ノ門大学院 主任教授、早稲田大学ビジネススクール 客員教授、グロービス経営大学院 客員教授。放課後NPOアフタースクール 理事、NPO法人3keys 理事。永平寺ふるさと大使。

ウェブサイト:http://www.mitani3.com/

三谷さんのご著書で特におすすめの二冊

  • 「ルークの冒険~カタチのフシギ~」

これは親子で楽しめる科学的思考トレーニングブックでもあります。対象は、小学中学年以上から大人まで!

「楽しい物語から、のびのびとした発想力を!」村上龍 氏推薦。

  • 「お手伝い至上主義で行こう!」

「与えすぎない」、「ヒマと貧乏とお手伝い」、「放牧型イベント」が、私が出した子育ての答えです。そしてその中核が「お手伝い至上主義」。
それがこの本で少しでも多くのみなさんに、伝わればと願っています。

ウェブサイト:http://www.mitani3.com/books/

 

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