どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム Part2

どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム Part2

ポール・グレアムさんのブログに11月20日に投稿された記事がとても面白いです。一番の原点である、スタートアップのアイディアについて書いてあります。この前をお読みになられていない方は、まずこちらをお読みください。

井戸

スタートアップがローンチされるとき、作られているものを、いつの日か利用するところを想像できるユーザーではなく、今すぐ利用したいユーザーが少なくとも何人か必要なことは間違いありません。通常この初期ユーザーグループは少数です。その理由は簡単で、多くの人々がどうしても必要とする何かが存在し、それがスタートアップがバージョン1をリリースするのに必要な努力で構築できる場合、それはおそらく既に存在しているからです。すなわち、ある次元で妥協しなければならないことを意味しています。大多数が少しだけ望む何か、もしくは少数が大量に望む何かのいずれかをつくれます。後者を選びましょう。このタイプのアイデアが常に優れた起業アイデアではありませんが、ほとんどすべての優れた起業アイデアは、このタイプのものです。

X軸があなたが作ろうとしている何かを望むかもしれない全員を表し、Y軸がその全員がそれをどのくらい欲しているかを表すグラフを想像してください。Y軸の目盛を反転させると、会社を穴としてみることができます。Googleは非常に巨大なクレーターです。何億もの人々がGoogleを利用し、彼らはそれを大いに必要としています。起業したてのスタートアップは、そのような大きな穴を掘ることは期待できません。そのため、あなたはあなたが開始する穴の形について、2つの選択肢を持っています。広くて浅い穴を掘るか、あるいは狭くて深い、井戸のような穴を掘るかです。

でっち上げ起業アイデアは、通常、最初のタイプです。多くの人々が、少しだけ、ペットオーナーのためのソーシャルネットワークに興味があります。

ほとんどすべての優れた起業アイデアは、2番目のタイプです。Microsoftは、彼らがAltair Basicを作ったとき、井戸でした。Altairのオーナーはたった2~3千人でしたが、彼らは、このソフトなしでは機械語でプログラミングをしなければなりませんでした。30年後、Facebookが同じの形でした。彼らの最初のサイトは、ハーバード大学の学生のための、ほんの数千人からなる排他的サイトでしたが、この数千人のユーザーがこのサイトを渇望していました。

起業のためのアイデアが浮かんだとき、自分自身に、それを今すぐ誰が望んでいるかを尋ねてみてください。誰がそれを欲しており、それを欲する人が、今まで聞いたこともない二人のスタートアップ企業の粗末なバージョン1であっても使いたいくらいそれが必要なのは誰か?もしこの質問に答えられなければ、そのアイデアは悪いアイデアです。

井戸自体は、狭さは必要ありません。必要なのは深さです。深さ(そして速さ)の最適化を実施した副産物として狭さが得られます。しかしながら、それはほとんど常に得るものです。実際のところ、深さと狭さの結びつきは強く、そのため、アイデアが特定のグループまたはあるユーザータイプに強くアピールされることが分かれば、それはいい兆しです。

しかしながら、井戸のような形状の需要が、優れた起業アイデアのほぼ必要条件になるものの、それは十分条件ではありません。マーク・ザッカーバーグがハーバード大学の学生にだけにしか魅力のない何かを構築していたのであれば、それは優れた起業アイデアとはならなかったでしょう。Facebookは、そこから抜ける早道がある小さな市場で始めたため、優れたアイデアでした。大学は似たり寄ったりなので、ハーバード大学で成功するFacebookを作っていれば、それはどの大学でも通用するでしょう。そこであなたは、急速にすべての大学を広がります。一旦すべての大学生に広がれば、他の人たちについては、単に彼らを招き入れればよいのです。

Microsoftも同様で、Altair用のBasic、他のマシーン用のBasic、Basic以外の他の言語、OS、アプリケーション、IPOとなりました。

いかがでしたでしょうか?

事業というと市場規模を測りたがるので、ニーズの強さを考えるというのは新鮮でした。潜在顧客数 x コンバージョン率 x 客単価 という3つの変数を考えていました。

しかし、総顧客数 x ニーズの強さという考え方はとてもシンプルで考えやすいですね。

深さについての重要度がとても強調されています。

確かに、そのうちお客様になりたいと思う方はなかなかお客様になりません。こういう方を待っている間に事業がまわらくなります。

強いニーズで、今すぐ!と思っているお客さまがちゃんといるかどうかが大事ですね。

つづき → どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム Part3

元の記事 ”How To Get Startup Ideas

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