どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム

どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム

ポール・グレアムさんのブログに11月20日に投稿された記事がとても面白いです。一番の原点である、スタートアップのアイディアについて書いてあります。

かなり長い記事なので今日から1週間かけて、ちょっとずつ公開していきます。

なお、ポールさんからの翻訳許可は現在依頼中です。場合によっては得られないことがあり、その場合はこちらの投稿を削除する必要があると思います。予めご了承ください。そして、ポールさんから許可が下りることを祈っていてください。

では、どうぞ!

どうやってスタートアップアイデアを得るか?

起業アイデアを得る方法は、起業アイデアを考えようとすることではなく、課題を探すこと、望ましくは、あなた自身の課題を探すことです。

最善の起業アイデアは、共通して以下の3つの事柄を含む傾向があります。それは、設立者自身が欲する何か、設立者自身が作り出すことができる何か、そしてほとんどの人がそれを為すことに価値があると認識していない何かです。Microsoft、Apple、Yahoo、Google、そしてFacebookはみんなこうして生まれました。

課題

あなたが抱えている課題を検討することがなぜ重要なのでしょうか?それは、何よりも、その課題が確かに存在していることが保証されているからです。存在する課題だけを検討するべきなのは当たり前な気がします。それにもかかわらず、起業の際にみんなが犯す最も多い一般的な誤りは、誰も抱えていない課題を解決しようとすることです。

私自身も、その誤りを犯しました。私は1995年に、アートギャラリーをオンラインで公開する会社を設立しました。しかしながら画廊はオンラインで公開されることを望んでいませんでした。それは、アートビジネスのやり方ではなかったのです。それではなぜ私は、この馬鹿げたアイデアに6か月もの月日を費やしてしまったのでしょうか。なぜなら、私は、ユーザーに目を向けなかったからです。私は、現実と一致しない世界のモデルを構築し、そのモデルに基づき検討を進めました。私は、ユーザーに私たちが作り上げるものに代金を支払わせようとするまで、私のモデルが間違っていたことに気づきませんでした。その時でさえも、私は理解するまで、恥ずかしほど長い時間がかかりました。私は私の世界に執着しており、既にそのソフト開発に大量の時間を費やしていました。みんながそれを待ち望んでいるに違いないと。

なぜそれほど多くの設立者が、誰も望んでいないものを作り上げようとするのでしょうかう?なぜなら、起業アイデアを考えようとするからです。そのやり方は、ますます危険です。単にいいアイデアを少しだけ生むのでなく、あなたがそれに一生懸命になるくらいもっともらしい悪いアイデアを生み出します。

YCでは、これを「でっち上げ」または「シットコム(座って起業)」起業アイデアと呼んでいます。テレビ番組で、ある登場人物が起業を始めるところを想像してください。放送作家たちは、そのために何かを発明しなければなりません。しかしながら優れた起業アイデアを思いつくのは、簡単ではありません。それは、欲しいと頼むだけでできることではありません。そのため(作家たちが驚くべきほど幸運でない限り)、作家たちは、もっともらしい、でも実際には悪いアイデアを思いつくことになります。

例えば、ペットオーナーのためのソーシャルネットワークです。これは、明らかに間違えには思えません。何百万という人々がペットを飼っています。多くの飼い主は、自分のペットをとても大切にし、大金をペットのために使います。間違いなく、これらの人々の多くは、他のペットオーナーと話ができるサイトを好むでしょう。その全員ではなく、おそらく2~3パーセントだけでもレギュラービジターであったなら、あなたは、数百万人のユーザーをつかむことができます。このユーザーたちにターゲットとしたサービスを提供でき、特別なサービスで課金できるかもしれません。

このようなアイデアの危険性は、ペットを飼っているあなたの友達と運営すると、彼は「私は絶対このサイトを使うことはない」と言わないことです。彼らは「そうね、私はそういうサイトを利用するかもね」と言います。起業が着手されるときでさえ、それは多くの人々にとってもっともらしく聞こえるでしょう。彼ら自身は利用したくない、少なくとも現時点では、だけど他の人がそれを欲していると想像することはできます。このような反応を全人口に対して足しあわせてみると、ユーザーが一人もいないことがわかります。

いかがだったでしょうか?

ポールさん自身の失敗についても言及されていますね。やはり起業家自身で悪いアイディアに気付くというのはなかなか難しいのかもしれないですね。

お客様にとにかく会い、いろいろと話す中から本当にニーズがあるのか?お金を出してまでサービスを利用して頂けるのか?がはっきりするのかもしれません。

ちなみに、これで全体の1/10の量です。

つづき → どうやってスタートアップアイデアを得るか? ポール・グレアム Part2

元の記事 ”How To Get Startup Ideas

 

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