みんなのアイディアを出そう!ブレーンストーミングの3つの技法と7つのツール

ブレーンストーミングの技巧

アイディアが次々と出てくるミーティングをしよう

よし!新しい企画を考えよう!みんなでアイディアを出し合おう!

そういって会議室にみんなを呼び、会議をはじめたがなかなか良いアイディアが出てこなかったことはありませんか?

今回ご紹介する記事は、そんな「ブレーンストーミング」でお役にたつヒントをまとめたものです。

ブレーンストーミングの技巧

ブレーンストーミングというのは、広く利用されている、クリエイティブな問題解決をするための強力なツールで、 凝り固まって過程を重視する思考とは異なります。しかし、初めてのブレーンストーミング・セッションを行う前に、覚えておかなければならないいくつかの重要な事柄があります。もちろん、色ペンや大きな模造紙を使って会議をするのも楽しいですが、それらを用意する前に、次に行うブレーンストーミング・セッションを有意義なものにするための準備、そして整理を行いましょう。以下は、次のブレーンストーミング・セッションの準備をする際に、役立つアドバイスです。

アイディアを拡大するVSアイディアを作る

有名な心理学者キース・ソーヤーズ氏は、The New Yorkerに掲載された自身の記事でこう述べています:「何十年ものリサーチは、一貫して、次のことを証明している:グループでブレーンストーミングを行う場合、個人でアイディアを考え、のちにそれらを温めていく場合に比べて、思い浮かぶアイディアの数ははるかに少ない」。

ブレーンストーミング・セッションは、参加者に新たなアイディアを強制的に生み出させる場ではなく、既に設定されたアイディアに対して、参加者が自分の視点や考えを提供する場です。

セッションの初めに、具体的な目標(例:ホームページをユーザー向けに改良する10の方法を考える)を設定することによって、参加者はクリエイティブな思考を用いて、アイディアを展開させ、広げ、最終的にはそのアイディアを有効な解決策に変えるのです。

クリエイティビティというのはデリケートなものであり、人に強制するということはできないので、ブレーンストーミングを用いて、既に存在するアイディアを拡大させるということは、セッションに意味、そして骨組みを与えます。参加者にグループ内で発言する前に、各自でブレーンストームをしてもらっておくと良いでしょう。

批評には気を付けよう

Fast Companyのクリフ・クアン氏は、批評をするということは、クリエイティビティの過程において大事な要素だと言っていますが、中にはブレーンストーミングの過程の中に、批評はあってはならない、と言う人もいます。どちらの視点も正しいのです。批評というのは、アイディアを精錬したり、弱い部分を指摘し、起こり得る問題を提示するためには良いのです。

しかし、ブレーンストーミング・セッションの中での批評は、建設的なものでなければなりません。人が出したアイディアや提案を攻撃したりして、気軽に参加しようと思う気持ちを阻害してはいけません。セッション内での批評は一切禁止にして、英語の”Let the creative juices flow(創造力をかきたてよう)”という言い回しを実現したいと思うかもしれません。しかし、ブレーンストーミングが終わった後であれば、有効な解決策を見つける手段として、批評は役立つものになり得ます。

モデレーターを指名しよう

セッション内で、自由に意見交換が行われることは良いことですが、アイディアがぶれないようにするため、そして、参加者全員が貢献するチャンスを設けられるように、ある程度の骨組みが必要です。

ブレーンストーミングがまるで自分の意思をもつかのように、テーマとは全く関係の無い話題がそれてしまうということは、よくあることなのです。

よく発言をする人が喋りすぎて、控えめな人が貢献できない、ということが起こり得ます。ここでモデレーター(ファシリテーターと呼ぶ場合もあります)が必要になります。モデレーターの役割というのは、トピックの紹介し、参加者一人一人がしっかりと貢献しているか確認し、そして会話の方向性の観察することです。メモをとったり、セッションの要点をまとめることも、モデレーターの仕事に入るかもしれません。

ブレーンストームが終わりました。さて次は何?

ブレーンストーミング・セッションに時間・努力を費やした人は、新しく出たアイディアが実現すること願うでしょう。しかし、これは思う程簡単に起こることではないのです。ブレーンストーミングの過程で犯される最大な過ちとは、仕事の流れに新しいアイディアを組み込む枠組みを作るのを忘れてしまう、ということです。

セッション中に生まれた全てのアイディアが成功するとは限りません。しかし、実際に試してみて成功したものは、忘れないうちに、すぐに仕事の中に組み込みましょう。セッションの直後にブレーンストーミングの要点を書きあげることはこれに役立ちます。アイディアを評価し、優先順位をつけ、そして、良いアイディアから試作品を作りあげてくれるようなチーム・メンバーに、そのアイディアを任せましょう。ブレーンストーミングというのは始めの一歩に過ぎず、それを組み込む枠組みなしでは役には立たない、ということを覚えておきましょう。

新しいブレーンストーミング法

今現在のブレーンストーミングの進め方が正しい結果を生んでいない、と感じた場合は、mindtoolsによる以下の方法を試してみましょう。

ステップラダー(脚立)法

参加者を一人ずつセッションに加えていく方法です。よく発言するメンバーによって圧倒され、自分の発言の機会が阻まれてしまう人が出る、ということを防ぎます。

「逆」ブレーンストーミング

これは、先に現在起こっている問題を提示し、問題の根源が何であるかを辿る方法です。問題に対する解決策を見つけるのが難しい場合、この方法を試してみましょう。

「ロール(役)」ストーミング

これは、問題を多数の角度から見るのにとても良い方法です。ブレーンストーミング・セッション内で、グループ、または個人が、競争相手、顧客、または同僚の役を演じ、演じた役の視点から、ブレーンストーミングをします(例:その役にとっての課題、ニーズ、価値観、とは何であるか?などを考える)

デジタル思考で行こう!

デジタルな時代の最中にいる今、ブレーンストーミングが出来るデジタル式のアプリを活用して、より効率的(そして環境に優しい)セッションを目指す、というのは道理にかなっています。ブレーンストーミング機能付きの、共同作業・タスク管理用のアプリは無数存在します。しかし今回私たちは、6つの容易にアクセスできるブレーンストーミングに特化したアプリを選び、リストアップしました:

Bubbl.us

これはオンラインで無料で提供されている、とても単純な、基本的なマインドマッピングができるアプリです。

Mindnode

Apple社製品からのみアクセス可能なアプリですが、全体像が見渡し易いように、容易にアイディアを繋げることができる、スッキリしたインターフェイスです。

Solvr

非常にシンプルな、問題解決の際に役立つツールで、ネット上で参加者が共に問題解決に取り組めます。

Mind Manager

このマインドマッピングのソフトは、トニー・ブザン氏によるマインドマッピング法が基になっており、中心になっているコンセプトのまわりに階層型にアイディアをまとめることができます。 WindowsとMAC OSで利用可能なソフトです。機能は少なくなりますが、iPhone, iPadそしてAndroid用のアプリもあります。

Paper

これもまたiPad用のアプリで、絵・スケッチ・メモ・図表をたくさん用いており、メモをとるのに最適です。文字より絵を見る方が分かりやすい、というユーザーにとっては、特に使いやすいでしょう。

FreeMind

無料のマインドマッピングのアプリです。Javaのアプリであるため、多数のプラットフォーム上で使うことができます。

Evernote

画像・音声付き、さらにとてもシンプルなドラッグ/ドロップ機能付きな、メモをとるのには最高のアプリの一つです。

ブレーンストーミングというのは、普段のディスカッションや、総合的な問題解決の際など、様々な場で用いることのできる、クリエイティブな可能性を引き出すための良い方法です。どんなシチュエーションであれ、準備ができていて、集中していなければ、効果的ではありません。今回紹介したやり方をしっかり理解した上で、早速ブレーンストーミングを試してみましょう!

編集後記

 皆様、いかがだったでしょうか?一度は経験されたと思われる「ブレーンストーミング」ですが、準備をしっかりとすることで得られる効果は何倍にもなります。

実際、クリエイティブなサービスや作品を次々と世に出している面白法人カヤックは毎朝全体でブレーンストーミングをしているようです。そのスピードや視点がどんどん切り替わる柔軟さは、毎朝ブレーンストーミングを実施していく中で育まれていったものだそうです。クリエイティブな考え方も訓練することで得られる部分もあるそうです。(詳しくは、【働き方の教科書その3】クリエイティビティ全開!面白法人KAYAC をご覧ください)

クリエティブなアイディアが出るひとつのきっかけになれば幸いです。

オリジナルの記事はこちらになります。“The Art of Brainstorming”

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