クラウドソーシング:「品質」をどのように担保するか?

クラウドソーシング:「品質」をどのように担保するか?

そもそもクラウドソーシング(Crowd Sourcing)とは?

クラウド・コンピューティングに続き、クラウド・ソーシングが話題になっています。

カタカナにすると同じだが、クラウド・コンピューティングはCloud Computing、クラウド・ソーシングはCrowd Sourcingなのです。日本人が苦手とするLとRですね。

クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)は「雲(Cloud)」で、インターネットを図示する時によく雲の絵を書いたところからきているようです。つまりデータや処理をインターネットにやってもらうという発想です。

一方、クラウド・ソーシング(Crowd Sourcing)は「群衆(Crowd)」で、大勢の人向けに仕事を依頼して誰かに実施して頂くという発想です。

今日は、この「クラウドソーシング」について少し書きます。

クラウドソーシングにおける品質について

 見ず知らずの人に仕事をお願いすることを考えると、一番気になることは「品質」です。

ちゃんと納期に間に合うのか?

お願いしていることを果たして理解してくれるのか?

気になることも多いと思われます。

そもそも品質とは?

品質を気にする際に考えなければいけないのが品質の「基準」です。

品質の基準がはっきりしているものの方が品質の管理はしやすく、はっきりしていないものは管理しにくい。

例えばイラストをお願いしたとします。

全く違うイラストが出てきたり、要求したサイズでなかったり、塗り忘れがあるなどの最低品質がクリアされると、そこから先は好みに近かったりします。同じイラストでも、それで満足な方もいれば、不満足の方がいます。

一方でデータ入力をお願いしたとします。

正しいか正しくないかと厳密に評価できるため、品質に関する曖昧さがありません。基準がはっきりしていると言えます。

イラスト、システム開発、翻訳といろいろな分野に対してクラウドソーシングサービスが提供されていますが、基準がはっきりしているものの方が品質の管理はしやすいといえます。

データ入力、画像の選別、等のマイクロタスクと呼ばれるものは品質基準が明確なものに分けられます。

一方、イラスト、システム開発、翻訳などはこれに比べると高度で品質基準を設けるのにある程度の知識が必要となります。

品質の担保方法

クラウドソーシングにおける品質の担保の仕方は、世の中にある多くのサービスをみていると大きく2種類に分かれます。この2種類を組み合わせたサービスも少しずつ出てきています。

a. 市場原理導入型

良いサービスまたは担当者は良い評価をうけ、悪いサービスまたは担当者は悪い評価をうけ、やがて淘汰されるという方法である。

これがメリットとしては、運営側に対する負担が少ない。

ただし、成り立つためにはそれなりのサンプル数がないと公平とは言えず、大きな市場であればこそ成り立つものである。

また、新しくそのサービスに登録して、お仕事をしようとする方はなかなか良い評価が得られないためにモチベーションが続かないという問題もある。(Skypeで英会話サービスを提供していた多くの会社がこの問題を解決できないまま拡大が進まなかった)これを解決してこそ大きな市場が維持出来る。

b. 運営側スクリーニング型

運営側がテストで仕事を受ける方を選別し、また仕事での基準を明確にして管理していく方法である。

メリットとしては、仕事をお願いする方は安心である。

ただ、運営側にはそれだけのコストがかかるため、価格に反映される場合がある。

クラウドソーシングを利用する時に満足度をあげる方法

クラウドソーシングサービスを利用する場合に、aかbどちらの品質の担保方法を用いているのかを考えると良いです。

品質より価格を重視したい場合もあれば、価格は多少高くても品質を高くしたい場合もある。

その時に求めているものに応じてサービスを選ぶと良いです。

 

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