イギリス・アメリカでのFinTech最新事情

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イギリスやアメリカを中心に、続々と新しいサービスが登場しているFinTech。FinTechと一口で言っても内容は幅広く、各社が提供するサービスも決済や資産管理、資産運用、会計など多岐にわたります。今回はその中でも、送金や支払い、カード管理といった生活に密着したサービスで多くのユーザーを集めている事例をご紹介します。

低コスト且つ速い海外送金!イギリス発TransferWise

イギリス発祥のTransferWiseは、一般銀行と比べて最大90%低いコストで海外への送金を可能にしたFinTechサービスです。

海外に住むご家族への仕送りなどに、頻繁に海外送金を行うユーザーの負担を減らすのに役立っています。

このサービスでは、たとえばユーロ圏に住むユーザーが米ドルで送金したい場合、ユーザーは自分の銀行口座からTransferWiseの口座にユーロでお金を振り込みます。TransferWiseは米ドルをユーロ圏に送金したいユーザーとP2Pでマッチングを行い、米国の口座から受取人へ米ドルを送金します。これによって公定為替レート(中値)で送金することが可能になります。

サービスが提供されている国はイギリス、アメリカに限らずグローバルに広がり、対応通貨も英ポンド、オーストラリアドル、香港ドルなど多岐にわたります。また、サイトではTransferWiseが受け取る手数料が明示され、不明なことは電話で問い合わせることも可能など、ユーザーが安心して利用できるように配慮されています。

また、同様に国際間の送金を支援するサービスとして、英Azimoがあります。こちらは手数料を送金額に関係なく1ポンドに固定していることが特徴。対象となる地域は世界112か国と幅広く、ヨーロッパの一部の地域からは日本へも送金できるようです。

【TransferWiseの特徴】
TransferWise社は海外送金及びクロスボーダー支払いの革命を 起こしている
・コストが他社と比べて最大90% 低い
・公定為替レート(中値)に基づいた 透明性のある価格  隠れた手数料なし
・お金を国内ネットワークで送金するため、低コスト且つ高速の両替を提供できるP2Pビジネスモデル

銀行との統合でサービスを加速するイギリスのペイメントアプリZapp

また、アメリカのCredit Karmaは、カードの信用情報をネットで確認できるサービスを展開しています。これはクレジットカードの情報を登録して利用履歴を蓄積することで、自分のカードのおおよその信用情報を判定できるというもの。

カード社会のアメリカでは、日本以上にクレジットカードの信用情報が重要な位置を占めています。

信用情報が低いと新しいクレジットカードを作れない場合もあるほどです。自分の信用情報を簡単に確認することで、ユーザーは自らの信用情報を下げないように、カードの使い方をコントロールできます。

利用は無料で、メールアドレスやパスワード、カード情報のほかに米国で発行される社会保障番号の入力が必要です。

ユーザーのニーズに応えるFinTechサービスが支持される

成功しているFinTechサービスに共通するのは、ユーザーのニーズを的確に汲みあげ、それを使いやすく安全なサービスとして提供していることではないでしょうか。今回ご紹介したサービスは、まだ日本国内では利用できませんが、今後は日本でも同様のサービスが広がる可能性も十分にあります。

お金の支払いや管理は生活やビジネスに欠かせないもの。FinTechの市場では、そんな大切なお金に関するさまざまなニーズをひろい、新しいテクノロジーを使って便利なものへと進化させる、まさに痒い所に手が届くサービスがたくさん生まれています。

【参考】

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