あなたが今日一つのダメなアイデアを思い着かなければならない理由! : ダニエル・ピンク

あなたが今日一つのダメなアイデアを思い着かなければならない理由!

良いアイデアを生む秘訣は、ダメなアイデアを生むことだということを知っている方も多いことでしょう。しかし、あなたの本棚を眺めたり、創造性向上や生産性向上術などのブログを読んだり、グーグル先生に「ダメなアイデアを思いつく方法」尋ねても、それほど良い指針は得られないでしょう。

でもご心配無用。我々には、聡明で手に負えないスコット・アダムスがいるではありませんか。ディルバート(アメリカの有名な漫画)の作者でもある彼が最近ウォールストリートジャーナル紙に寄稿したエッセイの中で、彼は、放送作家として経験からこれまで私が出会った中で最高のアイデア術を紹介してくれています。

そのアイデア術をご紹介しましょう。(以下引用)

私は、テレビ業界にしばらく身をおきました。その中で、私は放送作家が使っているテクニックを学んだのです。それは、「悪いバージョン(the bad version)と呼ばれるものです。脚本に改善の余地があると感じつつも、良い脚本のアイデアを思いつかないとき、他のライターを刺激してより良い着想を思いつくためにそれ以外の目的を持たない劣悪バージョンの脚本を書くというものです。

例えば、主人公が、島に不時着したとします。この島から脱出する物語を考えたとき、悪いバージョンの脚本として、サルたちが現れて、ヤシの葉やココナッツからヘリコプターを作ってあなたを脱出させるといったストーリーを作ります。こんなストーリーはもちろんお話になりませんが、そのかわりにヘリコプター以外の乗り物が登場するストーリーやサルたちが登場する他のストーリーを思いつくかもしれません。良いアイデアを思いつくためのファーストステップは、上手くいかないアイデアに固執しないことです。悪いバージョンのアイデアを考えることによってより見通しの良い場所に立ってストーリーを考えることが出来るようになるのです

記事の中で彼は、アメリカ合衆国の財政赤字削減のための挑戦的な(そして大笑いするような)アイデアをこの手法を使って提示しています。この手法はより後幅広く、クリエイティブな分野につきもののアイデアの行き詰まりを解消するために応用することが出来ます。

なので試してみましょう。そんなに、えーと、悪いアイディアではないと思います。

あとがき

今日のダニエルさんの記事はいかがでしたか?

昨日の「ジーニアス・アワーとは?あなたの生産性を劇的に向上させる魔法の1時間」とはまたちょっと違ったユニークな生産性向上のやり方ですね。

ディルバート(Dilbert)はご存知ですか?アメリカで人気の漫画です。新聞に連載されており、ビジネスやオフィスでの様子を時には皮肉たっぷりに面白、可笑しくちょっと癖のあるキャラクターで描いています。

一番下にあるダニエルさんの原文も是非ご覧ください。

著者:ダニエル・ピンク

アル・ゴア米副大統領の首席スピーチライターを務めたことで知られる。「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」で、経済やピジネス戦略について書寄稿。
著書『ハイ・コンセプト』、『モチベーション3.0』『フリーエージェント社会の到来』

 

原文:

Why you should come up with at least 1 bad idea today: Daniel Pink

 

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