世界中の起業家と話してわかったこと:バックオフィス、クラウドそして経理の外注

世界中の起業家と話してわかったこと:バックオフィス、クラウドそして経理の外注

World Startup Reportというプロジェクトを実施しているBowei Gai氏と昨年シリコンバレーでお会いして以来、約1年ぶりに会いました。

World Startup Reportとは?

1週間単位に新しい国・地域にいき、そこでの起業家、投資家、インキュベーションプログラム等に会い、起業家を取り巻く環境を理解していきます。最終的には約30ヶ国をまわり取材した内容を報告するようです。新しい発見がいっぱい含まれているレポートとても楽しみです。またこれを通して起業家同士が国を越えて交流できるといいですね。

Bowei氏は世界中の起業家との取材を通して、どのような環境が起業家にとって良いのか?どのような起業家が良い起業家なのか?を考えてきました。

そこで学んだことを少しだけ教えてもらいました。

イノベーションを目指すな

スタートアップは資源がない。そして革新的な商品/サービスはお金がかかる。革新的ゆえに、一般での販売が可能な段階に至るまでテストと作り直しが必要になってくる。その途方も無い資源をもたないスタートアップは最初からイノベーションを目指してはいけない。

また、大きく成功した商品/サービスが革新的だったかというと、そうでもない。Facebookも当時あったMySpace等、多くあった同様なサービスのひとつだった。

高く目指せそして自分にとってのヒーローをもつ

そこそこ儲ければいい、と思っている起業家は大きな成功はしない。大きな目標を最初から目指しているからこそ大きく成功する。

A million dollars isn’t cool. You know what’s cool? A billion dollars.

From “Social Network”

(億円(million)なんてカッコよくない! カッコ良いのは何かって?1000億円(billion dollars)だ)(日本や中国は0(ゼロ)を4つ毎に区切るため、英語等の数字を訳すると意味合いが少し薄れてしまう)

億万長者はウッカリなれるものではない。野心的に目指してこそ達成できる。目標は大きいほどよい。

米国人には皆自分にとってのヒーローがいるそうだ。ヒーローといっても戦隊ものではない。自分が憧れたり、尊敬する人だ。

こんな人になりたい!っていう人である。目標がしっかりある人は成長が早い。

「ヒーロー」という言葉は米国人のBowei氏ならではと思われる。実際、この話をフランスでした時、会場の後ろから「ヒーローは米国人がつくった言葉だ!」と叫ばれたらしい。(フランスでも自分にとっての「ヒーロー」はいるか?という話がピンときた人はいなかったらしい)

個人としても、会社としても、より高みを常に目指すこと、高みを常に意識することが成長を約束してくれるのかもしれない。

誇りを持つ

これは自信をもつということとも関係があると思う。自分に対して、そして自分のアイデンティティに対してである。

反例としてあげたのがドイツ国民だ。ヨーロッパで一番成功している国ドイツだが、国民はドイツに対して誇りをもてないように教育しているそうだ。

それは第二次世界大戦で数多くの犠牲者を出したことへの反省を求める教育を施してきた結果だ。ドイツの道には一区画ごとに地面に鋲(びょう)が打ってある。そこには「ここに第二次世界大戦の犠牲者 だれそれが眠る」と書いてあるそうだ。

ドイツには優秀な人材は数多くおり、資金もあるのに世界的に成功している起業家がいないのをこうした文化背景があるのでは?とBowei氏は分析している。

バックオフィスには機会がいっぱい。経理・会計にも新しい時代が

米国でも、Mint, Lemon, Expensify, Shoeboxed, など経理・会計のスタートアップが多く存在する。Bowei氏はLinkedInに売却したCardMunchも名刺の情報入力を代行するサービスである。会社の中のオペレーションでまだまだ効率化が出来ていないところは至るところに存在する。まさに宝の山である。

World Startup Reportのイベント

さて、そんな大変興味深いWorld Startup Reportのリブ株式会社主催でイベントが8月22日(木)に行われます。

World Startup Report: Japan

その時の様子もまた書いていきたいと思います。

送るだけで経理が終わる「MerryBiz」紹介動画