株主資本:株主が配当金の皮算用をするには

株主資本等変動計算書は、主として株主資本と評価差額等から構成されます。

そのうち、株主資本は株主に帰属する金額がいくら増減したかを示す部分です。

株主資本等変動計算書

資本金

資本金は会社の元手となる金額のことです。

資本準備金

資本準備金とは、株式発行によって得た株主からの出資金のうち、資本金にしなかった残りの部分です。

利益剰余金には、過年度の利益と当年度の利益が色分けされて記載されています。

利益準備金

利益準備金は会社が毎期計上する利益のうち、会社法で積み立てることが義務づけられている法定準備金のひとつです。

配当した場合に一定割合に達するまで積立が要求されます。

別途積立金

別途積立金は会社が一定の目的のために利益を積み立てている金額で、任意に目的は設定できます。

(50周年記念行事用の積立等です。)

繰越利益余剰金

残りの繰越利益剰余金の金額が会社が自由に処分できる金額と考えていいでしょう。

(詳細な分配可能利益の計算は難しいので、ご興味のある方は会社法ご覧ください。)

繰越利益剰余金を投資にまわすか、配当するかは会社の意思決定となります。

東京証券取引所の写真
By: Dick Johnson

そのため、配当金を多くもらいたい株主は過去の配当金と繰越利益剰余金の割合を計算してみて、配当割合が高い企業に投資するといいでしょう。

株価上昇によるキャピタルゲインを得たい株主は、成長企業で、配当を抑えて投資することにより株価の上昇が期待できる会社を探すといいでしょう。

配当の割合が少なくても長い目で見守る戦略をとることになります。

企業に投資する場合は、配当の金額と株主資本変動計算書の金額を対比させ、同業他社と比べてみるのも面白いかと思います。

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