費用と損失と損金の違い?税金払うくらいなら飲んでしまえ?

費用とは?損金とは?

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費用とはある期間において、企業活動で発生する経済価値の減少のことをいいます。

広義の費用の中には損失も含みますが、費用が収益に貢献するのに対して、損失は収益に貢献しません。

損失には交通違反金や、火災損失等が含まれます。その支出がなくても売上の額が変わらなかったのでは?という支出が損失です。

では損金とは何でしょうか。

損金は税金の計算の際に益金から差し引ける金額のことをいいます。

費用より限定的な概念です。

つまり、費用計上できても、益金から差し引けない損金があるということです。

費用≠損金

経理担当者や社長はどの程度までなら交際費として損金算入できるのか把握しておく必要があります。

交際費以外で費用と損金の差がでる部分は退職給付引当金等ですが、いつかは損金算入できますので、交際費とは別です。

交際費は一度損金算入が認められなければ永久に認められない差異となります。

つまり、いつかは益金から差し引ける差異と永久に益金から差し引けない差異の二種類が存在します。

そのため、永久に認められない交際費の計上には特に気をつけるべきと考えます。

(具体的には会議費にできないかとか検討して下さい。)

損益計算書の例。

費用の種類は以下になります。

営業費用

営業費用は、売上に対応する売上原価と営業経費の合計です。

当期の収益獲得に直接的に紐付け可能な費用と、期間的に紐付け可能な費用が計上されます。

直接対応しているのは、仕入の金額である売上原価です。

期間的に対応しているのは、給料、運送費、減価償却費等の経費です。

費用のうち、一部は期間的に対応させないといつ計上すればいいのかわからないので、今期働いた人は今期の収益に貢献しているだろうと仮定して、費用計上しているのです。

営業外費用

営業外費用は主たる営業以外の経済活動から生じる費用のことを指します。

借入金利息や支払手数料、有価証券売却損等が計上されます。

この項目では本業以外の費用を計上するため、リスクの高い為替オプションで失敗した企業ではここに計上されます。

個人的には借入金利息と振込の手数料が記載されているくらいが望ましいと思っています。

特別損失

特別損失は、営業費用・営業外費用どちらにも計上されない費用で、毎期発生する性質でない費用を指します。

上述してあるように、基本的には収益獲得に貢献しないため、費用ではなく損失が計上されます。

具体的には、固定資産売却損や、子会社株式売却損が計上されます。

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